2024年初のなにわTubeはあけおめ動画でした。
なにわTubeのあけおめ動画では、2022年、2023年ともに「明けましておめでとうございます」といってからすぐ終わらせようとするボケまでが一連の流れとなっていましたが、2024年も期待通り(?)同じ流れが貫かれていました。
なお、なにわTubeは基本的に毎週火曜日に動画がアップされますが、2022年は1月1日(←火曜日ではない)にあけおめ動画がアップされており、あけおめ動画は特別枠的な存在でした。
その後、2023年は1月3日(火)にアップ、2024年は1月2日(火)にアップということで、2023年以降はあけおめ動画は特別枠ではなく通常の動画扱いになった模様です。
さて、今回も動画に出てきた発音に関して気になった点を挙げてみます。
普段通り、まずは冒頭あいさつ・締めのあいさつの話題から入りますが、今回は新年ということで2024年の冒頭あいさつ・締めのあいさつを2022年、2023年のあけおめ動画のものと比較してみます。
まずは冒頭あいさつから。
冒頭あいさつのうち、「せーの」と「ちゅきちゅきー」は2024年版では出現しなかったので、比較しやすいように2022年~2024年のすべてに生じていた「どうも~なにわ男子です」の部分のみを聞き比べてみることにします(以下に2022年~2024年の分の音声ファイルを並べて提示します)。
言い慣れた語句ほど発音が速くいい加減になると言われているので、2022年から年を経るごとに徐々に発音が速くなっていくことが予測され、実際に聞いてみても2022年に比べると2023年や2024年のものは全体に早口になっていっている印象を受けます(なお、2023年1月3日感想文でも述べた通り、「せーの」「ちゅきちゅきー」パートやポーズ等も含めると若干変わってくる可能性があります)。
2022年のあけおめ動画の冒頭あいさつ
2023年のあけおめ動画の冒頭あいさつ
2024年のあけおめ動画の冒頭あいさつ
続いて締めのあいさつ。
締めのあいさつに関しては、2022年を基準に考えると、2023年は若干早口的で声が多少揃っていない感じ、2024年は声がより揃っていない感じ(速さ的には(特に「以上」に関しては)それほど早口ではない印象)とでも言えそうです。
慣れてくるにしたがって発音がいい加減になっていくという仮説に矛盾はしない結果、というところでしょうか。
2022年のあけおめ動画の締めのあいさつ
2023年のあけおめ動画の締めのあいさつ
2024年のあけおめ動画の締めのあいさつ
それから、新年と言うことで「明けましておめでとうございます」についても比較してみましょう。
2022年の「新年あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします」
2023年の「新年あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします」
2024年の「新年あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします」
これに関しては、冒頭あいさつや締めのあいさつと比べると、2022年と比べて○○年は・・・といった明確な傾向はそこまで感じ取れないように思います。
冒頭・締めのあいさつに比べると新年のあいさつは頻繁に繰り返し発するものではないので、言い慣れた語句については発音が速くなったりいい加減になったりするという一般的な傾向が見られにくかったということなのかもしれません(年によって発話者が違う場合があったりするなど、そもそも比較がしにくい面があるのと、新年のあいさつについてはそもそもなにわTubeの中でのサンプル数が少ないので、傾向を議論すること自体が困難であるわけですが、無理やりこじつけるならば・・・という程度の話だと捉えていただれば)。
動画の中で、藤原氏のエピソードを聞いて高橋くんが笑うシーンがありました(テロップでは「ハハーハー」となっていますが自分には「ハハーハ」に聞こえます)。
ただ笑っているだけなのですが、最初その声を聴いた時にニワトリが鳴いたのかなと思ったくらい、独特で印象的な笑い方です。
高橋くんによる「ハハーハー」
この笑い声、聞いていただくと分かる通り、男性としてはかなり声が高めに聞こえます。
計測してみると、最も高い部分だと600 Hzを超えるくらいのところまで出ています(※人間の音声の多くはのどのあたりにある声帯という器官が振動することで作られていますが、声の高さはこの声帯が振動する回数に依存していて(=速く振動するほど高い音)、物理的な定義としては Hz(1秒間に声帯が振動する回数)で表されます。600 Hzというと、1秒間に声帯が600回振動するという感じです)。
かん高い声で有名な林家パー子さんだと1000 Hzを超えるくらいまで出ている時もあるので、600 Hzはそれほど高くないように思われるかもしれませんが、日常会話の範囲内であれば声が高めの女性でもなかなか600 Hzまで行くことは無いので、(特に、男性が発する声として考えると)相当高いと言えます。
・・・と、林家パー子さんの話題が出たので実際の音声のサンプルを探してみたところ、以下のようなものがありました。
林家パー子による「ハッハー」
声の高さこそ違えど、高橋くんによる「ハハーハー」と林家パー子さんの「ハッハー」の雰囲気がとても似ていたので、2つの音声を合わせたらよく調和するのではないかと思いやってみたのが以下の音声です。
高橋くんと林家パー子による合唱
タイミングを調整することもせず適当に足し合わせただけですが、ほぼぴったりな感じになりました。
今回はとりあえずこんなところで。
本文中で取り上げたメンバーの発言や音声・図はすべて下記の動画の該当部分(具体的な個所は本文中に明記)から引用したもの。