なにわTube【2023年11月14日】感想文

今回は北海道アポなし旅の最終回ということで、バッティングセンターでのリベンジ企画でした。

内容に関してはネタバレになってしまうといけないので触れずにおくとして、今回も発音面で気になったことを取り上げてみます。


冒頭・締めのあいさつ

なにわTubeの動画は、単発の動画であれば動画の冒頭のあいさつ(「どうも~なにわ男子です」)と締めのあいさつ(「以上、なにわ男子でした」)があるのが基本形で、シリーズものの場合は第1回目の冒頭であいさつがあり、最終回の最後で締めのあいさつがあるというのが一般的な形です。

前回の動画の中で、今回がアポなし旅の最終回と予告が出ていたので、今回の動画の最後には久しぶりに締めのあいさつが来ると待ち構えていたのですが、今回は締めのあいさつがありませんでした。

山形(銀山温泉)7人旅(2023年2月7日~4月25日の動画)のときもその前の広島7人旅(2022年8月30日~9月27日の動画)のときも最終回で締めのあいさつがあったことを考えると、「もしかして北海道旅は今回がラストと思わせておいて続きがあるのでは?!」という勘繰りをしてみたいような気もしますが、よくよく思い返すとエモ旅(2022年1月4日~3月8日の動画)のときも締めのあいさつが無かったはずなので、恐らく今回も同じパターン(単なる撮り忘れ?)なんでしょうね。


アクセントの方言差

0分56秒付近ほか:ありがとう

車内で大橋くんがケーキを食べるシーンで、「ケーキめっちゃうまいやん」と言った大橋くんに対してメンバーが次々に「ありがとう」と言っていくシーンがありました(実際の音声を以下に引用します)。

当該部分の音声(なにわTube動画 2023年11月14日0分56秒付近) ※再生時は音量にご注意ください

さて、この「ありがとう」ですが、方言によってアクセントが異なります。

低いトーンを○、高いトーンを●で表すことにすると、東京、名古屋、大阪、鹿児島の「ありがとう」はそれぞれ以下のようなパターンになります。

東京ありがとう(○●○○○)
名古屋ありがとう(○○●○○)
大阪ありがとう(○○○●○)
鹿児島ありがとう(○○○●●)

なにわ男子のメンバーの場合、さすが関西出身ということもあって、上で例示した音声からも分かるとおり動画の中ではみんな大阪のパターンで発音していましたが、そんな中で高橋くんだけアクセントが他のメンバーとは異なっていました。

特に興味深かったのは、高橋くんの発音が鹿児島方言のパターンになっていたという点です(厳密に言うと、藤原氏の発音もその傾向があったのですが、藤原氏の場合は声がかすれ気味で下がり目がはっきりしなかっただけっぽいのに対し、高橋くんの発音は語末に向けてF0がじわじわ上昇していて、完全に語末2モーラが高い(○○○●●)パターンになっていました)。

デビューしてから東京で生活する中で東京方言の影響を受けてアクセントが変化することは充分に考えられるので、大阪のパターンから東京方言のパターンに変化していたとかいう話なら分かるのですが、なぜ鹿児島方言のパターンになっていたのか、理由はよく分かりません。

音声学的には、東京、名古屋、大阪の「ありがとう」は音の下がり目(高→低、上の表で言うと「●○」という連続)の位置は違うものの単語の中で音の下がり目を持つ(=起伏型)という点では共通しているのに対し、鹿児島の「ありがとう」は下がり目を持たないパターン(=平板型)になっているので、「大阪→東京」は同じ起伏型グループの間での変化になるのに対し、「大阪→鹿児島」という変化だと起伏型から平板型への変化ということで、アクセントの分類の観点でも大阪のアクセント型から鹿児島のアクセント型に変化するのはよくあるパターンとは言いにくい気がします。

若者言葉では平板化しやすいというような特徴も見られますが、仮に東京の若者が「ありがとう」を平板化するとしたら「○●●●●」のようになるはずです(関西だとどうなるか分かりませんが、おそらく「●●●●●」とか「○○○○●」などのパターンになり、「○○○●●」とはならないのではないでしょうか・・・)。

他にもいろいろなことは考えられるのですが、ともかく関西出身の高橋くんから「○○○●●」というパターンが自然に出てくるというのは想定しにくいので、それを引き起こすような何か特別な要因が存在すると考えることができるかもしれません。

例えばですが、「実は、今度ドラマで鹿児島弁の人の役をやることになったのでこっそり鹿児島方言を練習している」とか、「最近はまっている趣味関連のインストラクターの人が鹿児島方言バリバリの人で、話をしているうちにアクセントがうつった」とか、そんなようなことがあったりするのかもなと思ったりしました(単なる個人の感想です)。


参考文献・出典

本文中で取り上げたメンバーの発言や音声・図はすべて下記の動画の該当部分(具体的な個所は本文中に明記)から引用したもの。

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