今回の動画は相関図シリーズの第6弾ということで、高橋くんが相関図を作るという内容でした。
ちょくちょくアクセントがおかしいところがあったりするなど、音声的に変わったところがいくつかありました。
今回も冒頭・締めのあいさつ共にありました。
効果音が重なってはっきり聞き取りにくい部分もありましたが、普段と大きく違うという点は無かったように思いました。
高橋くんが相関図を書く際、メンバーから緊張しているのかといじられていました。
動画を見たところ、表情等がやや緊張しているように見えましたが、発音の面でも普段と若干違うかなと感じられた部分がありました。
特にそれを感じたのが「母音(特に、発話末の母音)の無声化」の頻度です。
高橋くんの普段の発音だと、一般的には母音が無声化するはずのところで無声化しないということが結構あるイメージなのですが、今回の動画で相関図の説明をしている場面ではあまりそういった場面がありませんでした。
きちんと頻度を調べて比較しているわけではないので主観的な話にはなりますが、普段よりも一般的な日本語の発音ルールに近いので、よりフォーマルな感じに感じられて、それが「緊張している」という印象をより強くしている可能性もあるのかな、と思いました。
なお、母音の無声化については下記のページをご参照ください。
![](https://728phoneticslab.com/wp-content/uploads/2022/08/728phoneticslab.com_10-160x160.jpg)
今回の動画の中では、アクセント(メンバーたちは「イントネーション」と言っていますが)がおかしい発音がいくつか出てきていました。
例を挙げると、「うちの執事が言うことには」(「執事が」は「しつじが」であるはずが「しつじが」)や「佐野岳くん」(「さのがく」であるはずが「さのがく」)などで、これらはメンバーからも指摘されていました。
が、個人的に一番アクセント(またはイントネーション)がおかしいと感じたのは、最後の方の西畑くんの発言に出てきた「ということで・・・なりました」でした。
高橋くんのパターンはあくまで関西方言の中で既存のアクセント型の間での変化(混同?)であるのに対し、西畑くんの方はアクセント+イントネーションで全体として関西方言もしくは東京タイプの方言にはありえなさそうな音調パターンを形成しているというのが興味深いところです。