なにわTube【2023年11月12日】(デビュー2周年生配信)感想文

11月12日はデビュー2周年を記念しての生配信が行われました(アーカイブ動画も同日中(だったはず)になにわTubeにアップされました)。

メンバーのトークに加えて、6thシングル「I Wish」の生パフォーマンスも行われるなど盛りだくさんの内容でしたが、当サイトの管理人としてはやはり発音面が色々と気になりました。

さて、昨年のデビュー1周年生配信の際、冒頭あいさつ(どうも~なにわ男子です)の発音が2021年(まさにデビュー当日)とものとどのように違っているかを比較し、その結果に基づいて2023年のデビュー2周年時にはどのような発音になっているかを予測していました。

昨年予測をしてから1年経ち、果たしてどうなったのか?ということで答え合わせをしてみたいと思います。


冒頭あいさつの発音:2023年版とそれ以前との比較

まずは2021年、2022年の生配信の冒頭あいさつの音声と、2022年の生配信の感想文の中で予測として提示した音声を以下に再掲します。

なお、予測音声は、2021年→2022年にかけての発音の変化の度合いを基に、引き続き同様の変化が起こると仮定した時に2023年時点でどのようになっているかを予測して作成した合成音声です(詳細は2022年の生配信の感想文をご参照ください)。

デビュー日の冒頭あいさつ(2021年)

当該部分の音声(なにわTube 2021年11月12日動画より) ※再生時は音量にご注意ください

デビュー1周年の冒頭あいさつ(2022年)

当該部分の音声(なにわTube 2022年11月14日動画より) ※再生時は音量にご注意ください

2023年時点の冒頭あいさつの予測(※2022年時点での予測)

2022年の生配信の感想文で提示したものの再掲 ※再生時は音量にご注意ください

2021年よりも2022年の方が声のトーンが落ち着いて(低くなって)いたので、同様の変化が起こり続ければ2023年には声のトーンがさらに落ち着いていくことが予想されるわけですが、実際の発音は以下のような感じでした。

2023年11月12日:実際の冒頭あいさつ

当該部分の音声(なにわTube 2023年11月12日動画より) ※再生時は音量にご注意ください

聞いていただくとすぐに分かる通り、2023年の冒頭あいさつでは「せーの」と「ちゅきちゅきー」の部分が省略されているので、過去の分と比較できるのは後半の「どうも~なにわ男子です」の部分のみとなります(※2023年の生配信では、最初に「なにわ男子、祝デビュー2周年生配信~!!」というタイトルコールがあり、その後「・・・ということで どうも~なにわ男子です」という流れになっているので、「せーの」という掛け声が必要なかったため、前半部分がまとめて省略されたものと考えられます)。

結果と解釈

で、実際に「どうも~なにわ男子です」の部分を聞いてみた感想ですが、声が低くなっているのは予想通りとして、思っていた以上に声が低くなっているな、という印象を受けました。

まず、「どうも」に関しては、声をしっかり張って高めのテンションで発音されることが多いのですが、今回は普通に話すときのような感じのトーンで発音されていました。

「どうも」の持続時間(どうもの言い始めから言い終わりまでに要する時間)に関しては、2023年版は2022年版よりも長くなっていましたが(※2021年版→2022年版にかけては非常に短くなったので、予想とは逆方向)、長くなった分だけ声が低いのがより目立つことになり、テンション高く発音しているというよりもリラックスして発音している印象が強くなっています。

また、メンバー全体で発音する「なにわ男子です」については、以前に比べると全体に声が低めになり、持続時間も1割程度短くなっていたので、過去の分と比較するとかなりあっさりした発音のように聞こえます。

全体に、初々しさ全開の2021年版やまだまだ元気いっぱいな感じの2022年版と比較して、やや落ち着いた発音になっていると言えそうです。

さて、こうした変化をどう解釈するかですが、上記の議論はあくまで「冒頭あいさつの定型表現(どうも~なにわ男子です)を過去の分と比較した結果、声が低くなっていた」ということであって、これが直ちに「デビューから日が経ってあいさつをいい加減にするようになってきた」といったネガティブな解釈に結び付くとは限らない点に注意が必要です。

2023年版は、上でも指摘したように「どうも~なにわ男子です」の前に「なにわ男子、祝デビュー2周年生配信~!!」というタイトルコールがあり、ここでの発話は過去のものと比べても遜色ないくらいテンション高く発音されています。

通常であれば冒頭の定型あいさつが出だしのハイテンションを担っているところ、タイトルコールがその役割を果たしたので、その後に来た定型あいさつはテンションがやや抑えめになった(ずっとハイテンションのままだとただのうるさい人たちになってしまうので・・・)と考えれば、2023年版の「どうも~なにわ男子です」に関して単に「声が低い=やる気がない」と解釈することは不適切(文脈の影響を考慮していない)ということになる可能性があります。

上でも述べた通り、2023年版の冒頭の定型あいさつを聞いた際に「声が低くなっているのは予想通りとして、思っていた以上に声が低くなっている」という印象を持ちましたが、「思っていた以上に」という部分の少なくとも一部はこうした文脈の影響に起因するものだと言えそうです。

言語の発音の特徴を考えると、頻繁に使う語句は発音が緩んでいくのが普通なので、冒頭あいさつについても3周年、4周年、・・・と月日が経つごとに徐々に変化し続けていくことが予測されます。

来年3周年目を迎える時点ではどのようになっているのか、今から楽しみですね。


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