2022年11月12日はなにわ男子のデビュー1周年目の日ということで、YouTubeで生配信がありました。
当日生配信を見ていたものの、分析用に音声を録音しておくのを忘れていてしまった！と思っていたのですが、2022年11月14日になってアーカイブ版がアップされたのでほっとしています。
さて、普段はなにわTube動画がアップされるたびに音声に関する細かいことを感想として書いていますが、今回は1周年という節目でもあるので、デビュー日と1年が経った今の冒頭あいさつの比較をしてみようかと思います（締めのあいさつは今回なかったので、比較ができませんでした）。
まずは2021年11月12日の動画の冒頭あいさつと2022年11月14日の動画の冒頭あいさつを聞き比べてみましょう（※このサイトでは動画のアップ日をその音声が録音された日とみなすこととしているので1周年動画の日付は2022年11月14日となっていますが、これは2022年11月12日の生配信のアーカイブ動画に当たるので、当然発音は2022年11月12日にされたものです）。
デビュー日（2021年11月12日）
1周年（2022年11月12日）
※「どーも」に非常に音量の大きな効果音がかかっていたので、その部分だけ弱めています。効果音が元音声とは違って聞こえるのはそのためです。
音量については録音時の環境等が違うと思われるので単純には比較できませんが（↑の音声に関しては、そもそも元音声の録音レベルがあまりに違いすぎたので、こちらでピークの音量を整えています）、声の高さや音の長さについては比較することができます。
声の高さに関して言うと、明らかにデビュー当時の方が全体に声が高く（←他の条件が同じであれば、テンションが高めに聞こえる）、1年経って全体にトーンが落ち着いてきたようです。
一方、音の長さに関しては、ぱっと聞いた感じ「どうも～」が1年経ってかなり短くなった印象を受けますが、「せーの」「ちゅきちゅきー」「なにわ男子です」の長さをそれぞれ計測してみると、意外なことにそれほど短くなっているということはありませんでした（ものによってはわずかに伸びていたも）。
「どうも～」に関しても、その部分だけを見ると短くなっていますが、「どうも～」の「ど」の開始時点から次の「なにわ男子です」の開始点までの時間という単位で見てみると、（もちろんある程度の差はありますが）そこまで大きな差と言えるほどの差はありません。
ということで、声の高さは異なるが音の長さの面ではあまり大きな差がないので、2021年（声高め）と2022年（声低め）の冒頭あいさつを重ねてやれば合唱みたいにできるな、と思ってやってみました。
細かい調整もせずにただ重ねただけですが、後の方になっても発話のタイミングがそれほど大きくずれてこない（つまり、個々のパートの長さがそれほど変わってきていない）のが分かるかと思います。
1周年のお祝いということで遊びの要素も入れて、冒頭あいさつに関する2021年 → 2022年の変化をもとに、2023年（2周年）のときに冒頭あいさつがどのようになっているかを予測してみたいと思います。
声の高さと音の長さに関する変化の度合いについては、各音声ファイル内で安定して計測できる箇所（※効果音が重なったりすると声が消されてしまって計測不可だったりするので）での計測に基づいて推定値を決め（何を基準にどのような手順で求めたのか？！と思う人もいるかもしれませんが、論文ではなく「感想文」なので、そこは多めに見てもらいましょう）、2023年までに同じ変化が起こると仮定して2022年の音声にかけ合わせてみると、以下のような感じになります。
もちろん、変化の傾向や度合いが2021年→2022年と2022年→2023年で同じとは限らないですし、機械的に合成して作っている音声なので色々変なところがありますが、エンタメと思って見て（聞いて）もらえれば。
本文中で取り上げたメンバーの発言や音声・図はすべて下記の動画の該当部分（具体的な個所は本文中に明記）から引用したもの。
